リポビタンDは疲労回復に効果あり?知らなきゃマズイ衝撃の真実

リポビタンDの疲労回復効果について詳しくお伝えします。衝撃の真実が明らかに。

リポビタンDの疲労回復効果とは?

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「ファイト一発!」のテレビCMでお馴染みのリポビタンD。

 

「疲労回復に効果がありそう!」と疲労が溜まっている時にグイッと1本飲むという方も多いのではないでしょうか?

 

でも、中には「リポビタンDってホントに疲労回復に効果があるの?」と半信半疑の方もいらっしゃるでしょう。

 

そこで、リポビタンDの疲労回復効果について調べてみました。

 

リポビタンDの成分は?

 

 

まずはリポビタンDに入っている成分とその働きを見ていきます。

 

タウリン・・・・・1000mg

 

 

タウリンは正式にはアミノエチルスルホン酸といいアミノ酸の一種です。

 

タウリンは植物以外であれば全ての生物に存在しており、人間の身体の中では、特に肝臓や筋肉・脳・心臓などに高濃度で含まれます。

 

タウリンには心臓の働きを強め、拍動をスムーズにすることにより、高血圧を改善し、動脈硬化心不全、心臓病なども予防します。

 

また、血中コレステロール値を下げ、肝機能を高める働きもあります。

 

人間には、身体や細胞を正常な状態に戻そうとする作用(ホメオスタシス)がありますが、タウリンを摂取すると、胆汁酸の分泌が増え、それにより血液中のコレステロール値も下がるのです。

 

「あれっ、疲労回復の『ひ』の字もないぞ!」と思われた方も多いかもしれません。

 

タウリン1000mg配合!」と言われると、いかにも疲労回復に効果があるようですが、健康な人の疲労を軽減すると示した臨床試験論文はないのだそうです。

 

イノシトール・・・・・50mg

 

 

イノシトールはビタミン様物質(ビタミンとよく似た働きをする成分、またはビタミンの働きを助ける成分)の1つです。

 

 

 

 

神経機能を正常に保つのに欠かせない栄養素ですが、体内で作られるので、特に摂取しなくても欠乏症がない成分です。

 

ニコチン酸アミド(ビタミンB3)・・・・・20mg

 

 

 

 

ビタミンB3は、三大栄養素である炭水化物(糖質)、脂質、タンパク質をエネルギーに変える時に働く酵素を補助する働きをします。

 

 

 

また、魚や肉などに含まれるタンパク質が筋肉や皮膚などの細胞になるときのサポートもしています。

 

チアミン硝化物(ビタミンB1)・・・・・5mg

 

 

 

 

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きがあるビタミンです。

 

効果は疲労回復、イライラ解消、糖質の代謝(エネルギーを作る)、アルコールの代謝などです。

 

リボフラビンリン酸エステルナトリウム(ビタミンB2)・・・・・5mg

 

 

ビタミンB2は、全身の細胞の再生と成長を助ける働きがあり、皮膚や粘膜の健康維持に役立ちます。

 

脂質の代謝を促し、脂肪を燃焼させる働きもあります。

 

ビタミンB2は体内に貯蔵できないので、毎日摂ることが望ましく、余分なものは尿に排泄されるので、過剰摂取の心配はほとんどありません。

 

尿が黄色やオレンジ色の場合はビタミンB2が十分摂れている証です。

 

ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)・・・・・5mg

 

 

ビタミンB6は、タンパク質をエネルギーに変えたり、筋肉や血液などが作られる時に働きます。

 

効果は肌のトラブル予防、タンパク質の代謝をアシスト、筋肉や血液を作る時のサポートなどです。

 

無水カフェイン・・・・・50mg

 

 

脳神経を興奮させることで眠気を防ぎ、疲労感を解消する働きがあります。

 

また、脂肪分解酵素の活性を高める作用もあり、運動前にカフェインを摂ると効率よく脂肪が燃えるので、運動のパフォーマンスを向上させることができるとも言われています。

 

効果は鎮痛作用、スタミナの持続力アップ、眠気減退、気分高揚などです。

 

添加物

 

 

白糖、D-ソルビトールクエン酸安息香酸Na、香料、グリセリンバニリン

 

リポビタンDの疲労回復効果は?

 

 

リポビタンDの売りはタウリンが配合されていることです。

 

ですが、タウリン自体に疲労回復効果はありません(科学的に疲労回復効果があることが証明されていない)。

 

次にリポビタンDにはビタミンB群が豊富に配合されています(ビタミンB1、B2、B3、B6)。

 

ビタミンB群は糖質や脂質、タンパク質をエネルギーに変換するために必要なビタミンで食事から吸収した栄養素を効率よくエネルギーに変えてくれます。

 

つまり、ビタミンB群だけを摂っても、糖質や脂質、タンパク質を食事からきちんと摂らないと意味がないということです。

 

リポビタンDには糖質(白糖)は入っていますので、脂質やタンパク質は食事からきちんと摂る必要があります。

 

ですから、食欲がないからリポビタンDで代用というわけにはいかないんですね。

 

さらに即効性に関してです。

 

リポビタンDを飲むと、「すぐに元気になる!」という方もいらっしゃるでしょうが、これはカフェインと微量のアルコールの力です。

 

ご存じのようにカフェインは眠気を覚ます覚醒作用がありますし、微量のアルコール(添加物のグリセリン)は高揚感を感じます。

 

カフェインと微量のアルコールには疲労回復の効果はありません。一時的に“疲労感”を感じなくさせるだけです。

 

以上のことから、リポビタンDの疲労回復効果は薄いと思われます。

 

疲労はどうして起こる?

 

 

そもそも疲労はどうして起こるのかご存じですか?

 

昔から体の中に乳酸が溜まると疲労を感じると言われてきましたが、最新の研究によると脳の疲れが疲労の原因だということが分かってきました。

 

私たちが「体が疲れた」と感じるほとんどの場合、実際に疲れているのは体ではなく脳なんです。

 

脳内の「自律神経の中枢」に疲労が生じているんです。

 

自律神経は脳の中で無意識で働く存在で、呼吸、消化吸収、体温調節、心拍、血液循環などは全て自律神経がやってくれています。

 

特に夏は少し階段を昇っただけでも汗をかいたり、呼吸が速くなったりして、疲れたと感じますよね。

 

それは、脳の自律神経の中枢と呼ばれる視床下部や前帯状回が働き、体を正常な状態に保つための調整を行っているからです。

 

激しい運動をすると、自律神経の中枢の働きは活発化し、その結果、脳内で活性酸素が発生して酸化ストレスの危機にさらされます。

 

そこで、脳は「疲れた」という信号を脳内の眼窩前頭野(がんかぜんとうや)に伝え、体が疲れたと感じさせているんです。

 

体が疲れたと自覚させることで、それ以上、自律神経を疲れさせないようにする防御反応です。

 

最高の抗疲労成分「イミダゾールジペプチド」とは?

 

 

2003年に大阪市大阪市立大学などの5大学、食品・医薬メーカー18社が参画した産官学連携の抗疲労プロジェクトがスタートしました。

 

その中で疲労回復に効果があるとされていた23種類の食品成分を調べたところ、最も疲労回復効果が認められたのが、イミダゾールジペプチドという成分です。

 

イミダゾールジペプチドは、鳥の羽の付け根部分の筋肉やカツオやマグロなどの大型回遊魚の尾びれに多く含まれる抗酸化物質です。

 

鶏のむね肉から抽出したイミダゾールジペプチドを人間が摂取しても自律神経の中枢にきちんと作用して疲れないようにできるということも実験の結果から分かっています。

 

イミダゾールジペプチドの疲労回復効果を期待するなら、1日200mg以上を2週間食べ続ける必要があります。

 

イミダゾールジペプチド200mgは、鶏の胸肉100g、豚ロース肉130g、カツオ刺身150gなどに含まれています。

 

溜まった疲れを何とかしたいという方はこれらの食材を積極的に食べるようにしましょう。

 

もし、毎日食べることが難しければ、イミダゾールジペプチド200mgを手軽に摂れるドリンクもあります。

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ノンカフェインの疲労感軽減ドリンク「イミダペプチド」


まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

リポビタンDの疲労回復効果についてお伝えしました。

 

タウリンに疲労回復効果がないことに驚かれた方も多いかもしれませんね。

 

最新の研究によって疲労の原因は脳の疲れ(自律神経の疲れ)だと分かりました。

 

普段から自律神経を疲れさせない生活習慣を心がけましょう。